今年で18回目となるマナベルのアメリカサマーキャンプ。
昨年同様、2ヶ所で実施しました。
今年の参加者もきっと、素晴らしい未来を切り開いていくでしょう。
どうぞ、彼らの笑顔をご覧ください。
キャンプの魅力
世界中から集まった400人を超える子供達と寝食を共にするサマーキャンプの体験は、異なる価値観を知りグローバルな視野を持つきっかけとなります。感性の豊かな10代の体験は将来の目標や夢につながります。
感性の豊かな10代の体験は将来の目標や夢につながり、きっと地域の復興や日本の将来を担う人材に育って行くことでしょう。
Camp Conrad Weiser(ペンシルバニア州)
野外でランチ。 キャンプ・コンラッドワイザーのTシャツを着ました。
今年のキャンプ期間:7月26日~8月11日
キャンプ・コンラッドワイザーは、South Mountain YMCAによって運営されているキャンプです。対象年齢は7歳~15歳の男女。キャンプの生活を通して「Caring思いやり」「Honesty誠実さ」「Responsibilty責任感」「Respect尊敬心」を培い、将来の社会のリーダーを育てることを目的としています。
どの宗教の子も参加できるキャンプで特定の宗教行事もありません。古き良きアメリカの伝統を残すキャンプです。
場所は、ペンシルベニア州のワーナスビル(ニューヨークから車で3時間半)の郊外のサウスマウンテンにあります。広大な敷地に僅か200名のキャンパーという贅沢な空間の中で伸び伸びと夏を過ごすことができます。
キャンプホームページ:http://www.smymca.org/
私はこの夏、2週間サマーキャンプに行き、日本ではできないようなたくさんの貴重な体験ができました。
その貴重な体験のうちの1つがアクティビティーです。特に、TRAP(シューティング)と乗馬が印象に残っています。
TRAPでは、本物のshotgunを使って瓦を打ちました。最初は、激しい音と衝撃で腕が痛かったのですが、コツをつかむととても楽しかったです。
乗馬では、私は、ここでやるまで乗馬は、あまり好きではありませんでした。しかし、キャンプでやった乗馬では、馬がとっても、利口で2週間の最後の日には、山の中の砂利道を歩きました。
とっても気持ちよくて、とっても楽しかったです。
次に、印象に残っているのは、キャンプでできた、たくさんの友達です。
最初は、たくさんつくるのは、難しかったのですが、最後の日には、たくさんの友達からサインをもらったり、喋ったりすることができました。
住所やメアドをもらったり文通することを約束した友達もいます。
ホームシックは、辛かったですが貴重な体験がたくさんできた、夏休みになりました。
Camp French Woods(ニューヨーク州)
キャンプ内の湖でバナナボート。 エキサイティングなアクティビティです。
今年のキャンプ期間:8月3日~8月25日
フレンチウッズ・キャンプはマンハッタンから車で約3時間のニューヨーク州の山中にあるキャンプです。対象は6歳から17歳までの男女で、年齢別男女別のキャビンに泊まりダイニングホールで食事を共にしていきます。 キャンプのアクティビティはとても多様で、それに合わせて施設がとても充実しています。
キャンプホームページ:http://www.frenchwoods.com
昨年、YMCAのキャンプに行って、また今年もキャンプに行きたい!と思った。フレンチウッズのホームページを見て、是非一度行ってみたいという思いが強まり、親の説得に入ったのだ。自分の強い願望、熱意で、行かせてもらえる事になり、今年は昨年の何百倍も楽しかった!声を大にして言える。
昨年、YMCAのキャンプでカルチャーショックを受けた自分。今年は覚悟をして行ったせいか、ショック状態には至らなかった。まあ、だからと言って何も感じなかったわけでもないが・・・日本での話題作りには最適だ。
フレンチウッズでの生活は、本当に素晴らしかった。全てが新鮮で、輝いていた。朝から、大好きなヴァイオリンを弾けて、おいしい食事が食べられて、友人にも恵まれた。日本での生活が、ちっぽけに感じる。いや、自分がそうさせているだけかもしれないが。
アクティビティーは、オーケストラ、サーカス、メタルジュエリーを三週間選択した。特に楽しかったのは、オーケストラで、自分はヴァイオリンをやった。諸事情で、十二歳以下の小さい子のオケに入ったのだが、変にスパルタで無くて自分には合っていた。
サーカスでは、ミニトランポリンをやった。結構、怖かった。が、友人がたくさん出来たため、やって良かったと思う。
毎日選択出来る、マイナーアクティビティーで特に気に入ったのはホラーメイクアップだ。メイク技術で痛みを感じずに流血させる事が可能で、人を驚かすのが面白かった。
バンクメイトはとても親切で、色々な事を教えてくれたし、物を貸してくれた。音楽がかかれば踊り、歌い、誘ってくれ、話しかけてくれた。何より、私の誕生日を皆で祝ってくれ、自分の事のように喜んでくれた事が一番嬉しかった。
実は、かなり不安だった。自分はシャイだ。オーバーリアクション&ハイテンションな外人について行けるか?ノリに乗れるか?と心配していた。けれど、思い切ってやれば何も怖くはなかった。人に心を開いた分、楽しさや喜びは自然と自分に入って来た。
私は思った。何事も恥ずかしがらずにやってみる事に意義がある。たとえそれが人生最大の間違いでも、自分にとっては大事な糧だと。シャイだった自分は、シャイを克服出来た。そして、これからも色々な事に挑戦し続けたい。
フレンチウッズは予想をはるかに超えた楽しさ。まあ、それを文字として表すのには限界があるわけで。とりあえず、自分なりに書いてみた。
私は今年から学年で受験コースを選択したので、キャンプへ行ったら勉強時間がだいぶ減ってしまい、他の子に遅れをとるんじゃないかと思って、正直ギリギリまで行くか行かないか迷っていました。
でも、キャンパーとして行くとしたら、きっと今年が最後のチャンスだと思ったので、今回キャンプに参加することを決めました。
キャンプに行くことが決まってからは、ただただ楽しみで、昨年仲良くなった友達と再会できるか、何のアクティビティーを取ろうかなどばかり考えていました。
そして、いざキャンプの生活がスタートすると、今年は大まかな制度や行事など把握できているということもあり、全体的に前回よりも自分の中で余裕をもって行動することができ、昨年とはまた少し違った感じで楽しめました。
数え切れない程多くの思い出の中で、特に印象に残っている出来事をいくつか挙げると、最初の思い出は、私が昨年一番仲良しだった子と奇跡的に今年もまた同じバンクで、二人とも目が合った瞬間、超音波レベルの声で叫んで再会を喜んだことです。この子だけでなく、他にも昨年できたたくさんの友達やお世話になったカウンセラー達とまた会えて、今回初めてキャンプの「再会」というものを経験してすごく良いものだとしみじみ感じました。
メジャーアクティビティーとして取ったバレエでは、すごくかっこいい振り付けを考え、指導してくれた先生と、優しくて踊ることが大好きな素敵な子達とみんなで力を合わせて、本番では本当に良い演技ができました。踊りは国や言語とか関係なくみんなとつながることができるし、お互いに良い刺激をもらえるので、やっぱりすごいなと改めて実感しました。
サーカスでは、大好きな大好きな一輪車のコーチ達と個性豊な仲間達、人数は少なかったけれど、その分、他のどの演目チームよりも元気で仲良し!
何度も何度も諦めずに厳しい技に挑戦にして足が痛くなったりもしたけれど、技が決まった時はものすごい気持ちいいし、本番舞台でパフォーマンスしている時のあの興奮は何者にも変えられないもので、私の一生の思い出です。私にとって今回一緒に頑張ってきた一輪車の仲間達は大げさになるけど、大きな家族みたいな感じで、普段の練習でちょっとした話をしたり、ふざけあったりしたのが最高に楽しかった。このメンバーでパフォーマンスすることができて本当に嬉しかったし、私は幸せ者だと心から思いました。
それから何よりも、同じバンクの仲間との思い出。みんな私に積極的に話しかけてくれたし、逆に私から話しかけた時も感じ良く対応してくれたので、とても早くみんなと打ち解けることができました。みんなで変なゲームをしたり、お菓子交換したり、音楽を流してダンスしたり、誕生日の子がいた時は、みんなでキャンプファイヤーを囲んでお祝いしたりもしました。とてもにぎやかなバンクで、いきなり熱唱し始めることがしょっちゅうありました。
特別な友達もできました。その子達となら何でも話せて、マイナーアクティビティーもよく一緒にとったりして、夜はほぼ毎日あたり前のように2枚目のピザをもらう列におしゃべりしながら並ぶような親友ができました。一緒に話しているとすごく楽しいし、お互いの文化の違いなどを知ることができて刺激を受けました。
今回のキャンプではやった事のなかったアクティビティーをたくさんできたし、優しくて面白い素敵な友達にも恵まれて、私自身、昨年よりも積極的に英語を話せたので嬉しかったです。これからもっと頑張って英語力をつけ、次はカウンセラーとして参加できたらいいなと思っています。フレンチウッズで過ごした3週間は私の宝物です。
僕がこのキャンプに参加しようと思ったのは、6歳の頃からずっと某学校に居続けて、他の環境に大して触れることなく10年間過ごしてきた自分が、全く想像のできない環境に行くことで、そこでの経験が、自分の消極的な性格や意識を、変えることができるのかもしれないと思ったからだ。
キャンプ中、終始感じていたことは、キャンプの人たちの熱気というか熱量が物凄いのだ。皆本気で様々なことに取り組み、楽しんでいた。「もうこいつら皆悩みそなんか無いんじゃないか。というか何も考えてないだろ。」とまで思えるほどだった。
言葉の壁はやはり恐ろしいほど厚く、とても苦労した。ただでさえ分厚いのに、そこに、自分のせいで造られてしまった壁も追加され、最悪の二重構造となっていた。まず皆当たり前だが話すのが早い、最早呪文を唱えているのではないかと思えた。耳が慣れて、何を言っているか多少はわかるようになり、会話のキャッチボールのキャッチまではできるようになった。だが、今度は投げ返せない。単語が出てこず、焦りで頭が思考できなくなり、フリーズして何もできなくなった。自分からもボールを投げ始めなければならないのだが、自分で作った糞みたいな壁がそれを阻む。この文で相手に通じるだろうか、もしかしたらこの単語はこの場面で使うべきではないのではないか、そう考えたら本当に何もできなくなった。
「こないな風にナヨナヨ考えんとさっさとしゃべりかければええやろ。」と思う人がほとんどだろう。僕もそう思う。しかし、長年かけて形成されてしまったこの気質のせいで、行動を起こせなかった。
ただ、人間何かを真面目にしていると、いつか役に立つときがくるもので、この状況を打開してくれたのは、中学から高校二年になる前まで続けていたバスケだった。この時ほどスポーツが偉大なものだと思ったことはなく、極端に言えば、何も話さなくても相手と意志疎通を取ることができるのだ。もちろん、そのスポーツについてのある程度の知識は必要だが。
他のキャンプの人たちと試合をする機会が何回かあり、そのうちの一試合は、かなりの接戦を強いられ、第4Qの残り少ない時間の中、こちらが負けていた。その時、僕が延長に繋がる3Pを決めた。そのおかげで、一躍チームのヒーローとなることができた。結局試合には負けてしまったが、試合を見ていた人たちに声をかけてもらえ、今までそんな経験をしたことがなかったから、嬉しかった。その中に、同じバンクの人もいて、友達になることができた。
バスケの一件で多少自信がついたのか、それからは、自分からも話しかけられるようになった・・・と思う。
キャンプから帰ってきて、結局女々しいままの自分は、高校生にしては、あらゆる経験が足りなすぎると感じた。だから、キャンプに行ったことは、自分にとって正解だと断言できる。そして、ここからは向こうの人たちのように、気負わずに、楽しく、様々なことに挑戦していきます。